田澤義鋪記念館2階の大会議室には、義鋪が発行した著書(『政治教育小論』『道の国日本の完成』など)・雑誌(『大成』『壮年団』)を
はじめ、義鋪の自筆和歌や洋服など、義鋪ならびに青年団に関する資料などを展示しています。
田澤義鋪 生家 模型
「青年団の父」として知られる田澤義鋪は、高津原城内において、鹿島鍋島家に仕える武士の家系に生まれました。
この建物はクド造りの武家屋敷住宅です。農村に見られるような一般のクド造り住宅とは異なり、規模も大きく、土間を広く設けない代わりに式台付き玄関を設け、座敷空間が広く取られているのが特徴です。
昭和58年10月4日に老朽化のため取り壊されるまでは、旧制鹿島中学校の校長官舎などに利用され、鹿島中学校校長を務めた下村湖人も居住していたようです。跡地には昭和59年4月15日に財団法人 田澤記念館が建設されました。